京都・嵐山花灯路はライトアップによる「灯り」といけばなによる「花」が大きな要素の100万人規模のイベントです。今回はその来訪者に焦点を当てた制作を行います。
計画としては、大覚寺・大沢池での野外展示と来訪者に参加してもらうという2つの要素で作品を展開します。
「灯り」「花」「人の動き」といった要素から、花灯路のイベントエリアを「灯り」「花」、それらを巡る来訪者の動きを「蝶が花々を巡る姿」と捉えました。
大覚寺では数多くの蝶を大沢池内に設置し、水上に舞う姿をイメージする。光を受け輝く蝶による水上の「花」。
また、来訪者には「蝶」形状の反射シールを配布し服に貼って頂くことで、「巡る蝶」となり、他のエリアにイベント告知という「花粉」を運んでもらいます。
大覚寺を中心として蝶が飛び立ち、新たな蝶の訪れを呼ぶというサイクルが生まれることをコンセプトとして制作しました。